女性経営者率1.4%の日本に対し、スタートアップ女子が増える米国〜Google、YC、500startupsなど民間が推進するウーマノミクス〜

日本企業の経営陣に占める女性の割合はなんと1.4%だそうです。
(参照:女性取締役の比率低迷 活躍推進、意識の改革カギ :日経新聞

アメリカが15.2%、ノルウェーでは44.2%に比べると、日本は極端に少ないことがわかります。安倍政権は、アベノミクス3本目の矢「成長戦略」で女性の社会進出を重要課題の一つに挙げました。日本経済を活性化させるため、男女間の格差を解消すべく、2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%程度にすると掲げており、今後力を入れていくそうです。

さて、海外に目を向けてみましょう。スタートアップ支援を行うY combinator(以下、YC)や500startups、その他のベンチャー支援企業は、女性の起業家を奨励しています。

YCでは、CEOのSam Altman氏が自身のブログで女性起業家奨励に関する投稿をしています。YCから出資を受けている、企業価値1億円以上のスタートアップの10%は女性によって経営されており、直近の育成プログラムでは、採択企業の24%が、創業者に1人以上の女性がいるスタートアップだそうです。

また、YCは「Female Founders Conference」というイベントも主催しています。

femaleyc

また、500startupsでは「500 woman」を立ち上げ、女性起業家のサポートをしています。最近では育成プログラムに参加している半分ほどが、女性創業者がいるスタートアップです。

500women

 

それ以外にも、Googleの起業家支援プログラム「Google for Entrepreneurs」は、世界各地のスタートアップ支援コミュニティと提携し、女性起業家をサポートする「#40Forward(フォーティ・フォーワード)」を創設しています。

世界銀行グループの機関である国際金融公社(IFC)とゴールドマン・サックスは、女性起業家を対象とする6億ドル規模の基金を創設しています。

また、「Women’s Startup Lab」という女性特化のアクセラレーターも生まれています。

なぜ女性スタートアップ支援なのか?

なぜスタートアップにはなぜ女性が必要か?というところは様々な議論がありますが、以下のようなところが主な理由として挙げられています。

・女性は男性とは違った目線で物事を考えるため、デザインやマーケティング面で重宝
・消費者・ユーザーは、女性であることが多い(SEO Japan
・性差の不公平を解決したい
・減少し続けている生産年齢人口(15~65歳未満)への対応としての働き手の確保のため
・女性が創設したスタートアップの方が失敗が少ない(Illuminate Venturesの調査

今は男性中心のコミュニティが多いですし、まだまだ課題は多そうですが、より多くの女性起業家が成功して、スタートアップの生態系が進化&多様化していけば、さらに女性の社会進出が進むことを願います。

投稿者:サムライインキュベート両角将太@ryokado

 

投稿者:

avatar

Shota Morozumi

アライアンス担当。起業家特化型インタビューブログを運営がきっかけでサムライインキュベートに大学生インターンとして参画、その後正社員として入社。サムライインキュベートが運営するコワーキングスペースSamurai Startup Island(SSI)の立ち上げから運営に携わり、主に、イベントの運営および大企業とのアライアンスを担当している。年間200イベントを開催し、そこで形成した繋がりから20以上の企業とアライアンス関係を構築している。社内での新規事業立ち上げを担当し、海外展開中。また、自らも2つのアプリを開発中。