Facebookの「いいね!」機能もハッカソンで生まれた!?敏腕オーガナイザーたちが語る、ハッカソン開催の手引き(保存版)

近年、日本では数多くのハッカソン・アイデアソンが開催されるようになってきました。この手のイベントに興味を持つのは、スタートアップだけでなく、大企業も積極的に参加するようになっています。なぜ、そのようなイベントを開く必要があるのでしょうか?目的や理由は後ほど述べますが、間違いなく興味を持っているビジネスマンは増えています。ハッカソン・アイデアソンのニーズが高まるなか、ついにイベント主催者のためのイベント「ハッカソン、アイデアソンのやり方」が、角川アスキー総合研究所様主催のもと、角川本社にて開催されたので、イベントレポートという形でご紹介します!
当イベントでは、「MashupAwards」等、数々の開発系イベントをプロデュースしてきたリクルートの伴野智樹氏と、Code for Japan 代表の関治之氏が登壇し、ハッカソン・アイデアソンの魅力や開催方法について語っていました。

ハッカソンとは・・・
ハックとマラソンを組み合わせた造語で、プログラマが集まってわいわいとプログラミングをするイベントのことです。Google、Facebookのような企業で頻繁に開催されています。

伴野智樹氏

(株式会社リクルートホールディングス R&D戦略室 メディアテクノロジーラボ)

関治之氏

(合同会社Georepublic Japan CEO / Code for Japan 代表)

なぜ、ハッカソン・アイデアソンを開催するのか?

そもそも、なぜこの手のイベントを開催する人が増えているのでしょう?
ハッカソン・アイデアソン開催の目的は一般的に以下の3つです。

(1)新規事業開発

外部のエンジニアなども自由に参加できるものが多く、オープンな環境で事業創出することが特徴となっています。大手でいうと、インテルは2013年にハッカソン開催を手がける団体「Hacker League」を買収するほど、ハッカソンに力を入れています。買収総額は公開されていませんが、180億円を超えない程度と言われています。インテルは米国やイスラエルでM&Aを繰り返しているように、新しい製品作りに積極的なようです。
また、Facebookのいいね!機能も、Facebook社内のハッカソンで生まれたもので、Facebookは年に16回ものハッカソンを開催しています。

(2)研修・採用活動の一環

企業の社員研修や採用活動の一部としても開催されることもあります。しかも、社内外の交流も兼ねて、事業会社、大学などが開催することも少なくありません。NTTなどはよく研修のために開催している印象があります。

(3)新技術のトライアル

研究開発や、個人的な趣味で新しい技術について研究を深めるために開催されます。Oculus Rift、Swift、iBeaconなど新しい技術やAPIが公開されると、続々とそれを使ったイベントのページが立ち上がる現象が起きます。

3つのイベント開催スタイル

ハッカソンの形式は以下の3つが代表的でしょうか。ハッカソンであれば、それぞれのスタイルで共通することですが、エンジニア、デザイナー、プランナーがバランスよく各チームに所属している必要があります。

(1)自習室型

自習室や企業の会議室などで、もくもくと小規模に開催するスタイル。Mashup Awardsも過去にこの形式をよくとっていたそうです。

(2)チーム参加型

弊社ではその場でチームビルディングをすることが多いですが、予めチームとして参加するスタイルも存在します。

(3)アイデアソン併催・チームビルディング型

このスタイルが最も多いのではないでしょうか。当日会場に到着したら、その場でチームビルディングをしてもらうスタイルです。アイデアを考える時間を十分に確保するため、早い段階でチームビルディングをした方が良いでしょう。また、成果物のレベルをあげるため、同じような興味をもっている人をマッチングさせると尚良いかと。例えば、参加者ひとりひとりにあるテーマに対して回答をしてもらい、自分と近しい人をマッチングするという要領です。

では、どのように開催するのか?

写真は伴野氏が発表したイベント開催の代表的な流れです。これにそってイベントを構成していけば、イベント進行上は問題ないでしょう。また、関氏は分単位で設計しているらしく、個人ワーク、アイスブレイク、ディスカッション、発表、投票、などなど細かくスケジュールに組み込んでいるそうです。

また、イベントでは触れられていませんでしたが、Googleが出しているハッカソンガイドを読むと一連の流れがわかります。

以下のSlideShare資料もよくまとめられていますのでご参考まで:
(オープンデータ活用のための)アイディアソン・ハッカソンを成功させるには

その他運営テクニック

(1)集客

SNSや口コミで集客をするのが一般的です。特に、各分野のコミュニティで告知すると集客がしやすいです。また、今までイベントに来てくれた人をFBグループや名刺リストで、グループ化しておくのも効果的です。なお、集客の途中で特定の分野の人が少ないと気付いたときは、その分野の人(例:エンジニア)だけ追加募集も行っていいでしょう。

また、小手指のテクニックだけではなく、イベント自体に魅力を持たせるため、テーマ作りコミュニティ作りに注力したり、審査員を豪華にすることも必要です。

(2)知的財産権

メディアに載ってしまうと防ぎようがないですし、アイデア自体には価値がなく、実装されて初めて価値のあるものになります。また、ビジネス化を考えているアイデアは口に出さないように、と事前説明を行っているそうです。それから、参加者にはその旨の同意書も書いてもらっているそうです。しかし、どうしても、APIを公開した企業側が成果物を使いたいという要望もあるので、即事業化はしないけれども、説明のネタのひとつとして使う等のやり方もあります。

ハッカソン事例(SSIの場合)

SSIで開催したハッカソン・アイデアソン

弊社Samurai Startup Island(SSI)でもハッカソン・アイデアソンの会場提供や、問い合わせのあった大企業からの要望に応じての開催をしているが、これまで以下のようなイベントを開催してきたので、一部ご紹介します。また、9月頃に大きなハッカソンを国内、海外にて開催予定です(ヒミツ)。8月には医者とエンジニアを混ぜ合わせて医療ハッカソン(8/2-3)を開催予定です。

「花」をテーマにしたアイデアソン Supported byNTT 

「観光」をテーマにしたアイデアソンSuppurted by 富士通 

「言語解析API」を活用したハッカソンSuppurted by JOYSOUND

「位置情報」をテーマにしたハッカソンSuppurted by ゼンリンデータコム 

「働き方」に関するハッカソンSuppurted by NRI(弊社は会場提供のみ)

「金融」に関するハッカソンSuppurted by マネックス(弊社は会場提供のみ)

ハッカソン・アイデアソンを開催したい事業会社募集

弊社側で場所だけではなく、サムライインキュベートによるイベント運営や、ハッカソン開催時における開発環境の提供・サポートも行っているので、興味のある事業会社の方はこちら(イベントコラボ)から受け付けています。

その他サムライインキュベートとコラボしたい事業会社募集

また、他にも事業会社の皆さんとの様々なコラボレーションをこちら(ご要望に応じたコラボ)から受け付けています。

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投稿者:サムライインキュベート両角将太@ryokado

 

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Shota Morozumi

アライアンス担当。起業家特化型インタビューブログを運営がきっかけでサムライインキュベートに大学生インターンとして参画、その後正社員として入社。サムライインキュベートが運営するコワーキングスペースSamurai Startup Island(SSI)の立ち上げから運営に携わり、主に、イベントの運営および大企業とのアライアンスを担当している。年間200イベントを開催し、そこで形成した繋がりから20以上の企業とアライアンス関係を構築している。社内での新規事業立ち上げを担当し、海外展開中。また、自らも2つのアプリを開発中。